コラム&メルマガ アーカイブ 2010/12/28

ここでは、当事務所の情報発信等を兼ねたコラムやこれまでに配信した過去のメルマガ【エフォート通信】を掲載しています。
内容は、中小企業・小規模事業者、創業者に役立つ情報です。

※セミナー案内等の「号外」は割愛しています。

【安売りしない会社の1つの工夫】

おはようございます。エフォート行政書士事務所の中島です。

このメールは私が名刺交換をして頂いたり、普段お世話に
なっている方々に送らせて頂いております。

また、こういったメールがもし不要とのことでしたら、
お手数ですがご一報くださいますようお願いいたします。
m(_ _)m

本メールが皆さまの何かのお役に立てば幸いです。(^_^)


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今年も残りわずか。

あっという間の1年だったような。


そんな1年の締めくくりというわけではないですけど、
今年最後のメール配信になります。


今までの号外を除いたバックナンバーは、
こちらから→  http://effort-office.net/diary/
【内容】
 2009/04/22・・・【弱者の戦略セミナー報告】
 2009/04/27・・・【弱者の戦略セミナー報告2】
 2009/06/22・・・【ある店のアンケートで感じたこと】
 2009/08/24・・・【集客できるチラシ・効果的なチラシ】
 2009/10/30・・・【集客倍増のネット活用術・コンテンツ作りの秘訣】
 2009/12/21・・・【自社の強み‐知的資産経営について1】
 2009/12/22・・・【自社の強み‐知的資産経営について2】
 2010/02/25・・・【100年企業の共通点】
 2010/04/26・・・【仕事を増やす自己宣伝術】
 2010/06/21・・・【ソーシャルメディアの活用~TwitterやSNS等の連携~】
 2010/08/30・・・【「プロフィール」の重要性】
 2010/10/26・・・【100年企業が考える強みや生き残りのポイント】


ちなみに僕は、昨日が39回目の誕生日でした^^;

30代最後の誕生日。

来年1年と限定するわけではないですけど、
30代最後の1年を実りあるものにしたいです^^


さて、それでは今年最後の本題。


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■ 安売りしない会社の1つの工夫

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先日、電車待ちの際に本屋に立ち寄った際に
たまたま見つけて購入した本。

安売りしない会社はどこで努力をしているか?/村尾 隆介 (著)
http://www.amazon.co.jp/dp/4479793003/


ランチェスター系の本やドラッガー系の本、そして
小さな会社向けの本など、今までに読んだ本と
書いている内容に共通している部分も多くあります。


ビジネスは・・・

「「誰かの困りごと」を解消するために存在する。」


「競合が気付いていないようなお客様の困りごとを、
会社として解消し続けることができれば、価格競争に
巻き込まれることはない。」


ドラッカー的に言えば、

「商品=モノ」ではなく、「商品=問題解決」。

「ビジネスは、顧客への貢献であり、その見返りとして
価値に見合った利益を得ること」。


この「困りごとの解消」や「顧客への貢献」で、
大企業では出来ないことを徹底する必要があるわけですね。


そこで、この本で述べられているのは、

「スタッフの強化」が必要だということ。


どういうことかというと、ある調査によれば、
人がモノやサービスをリピートする理由が、

「接するスタッフが気持よかったから」。



そして、安売りしない会社は、例外なく、
「スタッフの強化」に多大なエネルギーと時間を
費やしているそうです。

個人経営ならその経営者=スタッフですが、
複数のスタッフがいる場合はその全員ですよね。


例えば、朝礼等で「お客様の声のシェア」を重視したり、
会社の仕組みとして取り組んだりすることです。

自分たちがやっていることは、喜ばれているのか、
どんなふうに喜ばれているのか、
どのくらい喜ばれているのか、

仕組みとして、情報共有をしていくなどです。



僕も何社も「知的資産経営」のご支援をさせて頂いています。


その中で、小さいながら価格で勝負していない会社は、
必ずといっていいほど先の例のような取り組み・マネジメントがあり、
そこから「強み」が構築されています。


経営者が、「売上を上げろ」などと言うだけで、
スタッフが個々にバラバラやるという、
スタッフの「個人力」に任せるだけではダメなんですね。


会社全体としてお客様に強い関心を持ち、
どのように「自分たちの仕事」を定義づけ、
しっかり組織全体に浸透させるか。


僕たちは、これを「人的資産の構造化」と呼んでいます。


知的資産は、人的資産、構造資産、関係資産という
3つの概念にも分けられます。


このうち、「人的資産」とは、
個人の知識、ノウハウ、経験、スキル、対応力など、
その人間が辞めてしまったら会社から無くなってしまうもの。


一方、「構造資産」は、
経営理念、企業文化、データベース、ネットワークシステムなど、
従業員の間で共有が可能であり、1人の従業員が辞めても
企業に強みが残るものを言います。



「お客様への対応力」といった個人レベルでの人的資産を、
構造資産にするためにしっかり取り組めているか。


問題解決のための取り組みが、しっかりと
組織の中で構築されているか。


ランチェスター戦略・弱者の戦略でいうところの、
商品戦略、営業戦略、顧客戦略等における
個別対応、面倒臭い系、アナログ対応といった
戦術・マネジメントが、組織として構築されているか。


こういった大企業では出来ないお客様への個別対応や
面倒臭い系の対応など、価格以上の価値を生むために、
いろいろマネジメントすることが大事になってきます。

そして、さらに、経営者の旗振りのもと、スタッフ全員で
共有し、組織として浸透させることが大事なんですね。


「売っているモノはなんですか?」


この問いに、「モノ」ではなく、同じ「コト」を
スタッフ全員が言えるための本当の共有化が、
価格競争に巻き込まれない、会社としての
ブランド構築にも繋がっていくのかなと思います。


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エフォート行政書士事務所
行政書士 中島 巧次
〒520-0864 滋賀県大津市赤尾町4-24
TEL:077-532-7233 FAX:077-532-8288
e-mail: xyz●effort-office.net
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【編集後記】

クリスマスも誕生日も、特に何も
変わった様子はありませんでした。。。

というか、仕事やその作業に終始してました。


もっとも、それが無かったとしても、
一緒に過ごす素敵なレディがいるわけでもないですけど(爆)



それはともかく、おかげさまで、「知的資産経営」の分野では、
それを推進する経済産業省の実務レベルでのトップの方などにも
お声を掛けて頂くなど、僕自身の環境にも変化が出てきています。


また、会社設立業務でも、公証役場では、
「よく来て頂ける先生のお一人」と
認識してもらえるようにもなりました。


周りの方々のおかげ以外の何ものでもありません。


この1年、本当にありがとうございました。
感謝いたします。


その一方で、おろそかになってしまった事もあります。


例えば、セミナーの主催も、4回目の3月以来ストップ。

反省も多い1年でした。


まだまだ課題も多いですが、感謝の気持ちを忘れず、
来年も頑張っていきたいと思います。


それでは、よいお年をお迎えください(^-^)/



最後まで読んで頂きありがとうござます!!


今後、こういったメールがもし不要とのことでしたら、
お手数ですがご一報くださいますようお願いいたします。
m(_ _)m


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