コラム&メルマガ/案内 2021/05/01
ここでは、当事務所の情報発信等を兼ねたコラムやこれまでに配信した過去のメルマガ【エフォート通信】を掲載しています。
内容は、中小企業・小規模事業者、創業者に役立つ情報です。
【『付加価値額』って?~事業再構築補助金~】
一番わかりやすい説明と言われたので♪
Facebookメッセ頂いた2年ぶりの美女経営者。
その方に説明していた際に言われたので、Facebookでも投稿したが、その内容を加筆修正してこちらにも。
今話題の【事業再構築補助金】
https://jigyou-saikouchiku.jp/
ただ、通年であと4回の公募がある。
その中で、『付加価値額』について。
やや長いが、しっかり読んでほしい。
塾長を務める『戦略社長塾』の中でも、決算書の見方とともにこの説明もしてる。
付加価値額には色んな算出法があるが、経産省・中小企業庁ではこのように定義。
《営業利益+減価償却費+人件費》
それを3~5年で年率3%以上増加の事業計画を作れと言っている。
つまり、「国の意図」として、、、
・設備投資をして
・雇用等で賃金UPして
・利益を出せよ!
と言っているのである。
まず基礎的なことをいう。
減価償却費とは、損益計算書(PL)上に計上されるが実際には出ていない経費。
機械装置、不動産、車両などなど、貸借対照表(BS)上の「資産の部」に計上されるものは、購入時にはPLには計上されないよね。
購入時の仕訳は、
機械装置100|借入金100
や
機械装置100|現預金100
である。
これを毎年、経費に計上して償却。
便宜上5年間で償却するとすると毎年、
減価償却費20|機械装置20
という仕訳で、20がPLに計上される。
そして、BSの機械装置の額は、購入時の100から毎年80→60→・・・と減っていく。
余談だが、金融機関とかがPLでまず見る数値は《営業利益+減価償却費》。
「償却前営業利益」ともいうが、俗にいう『EBITDA』である。
「イービットディーエー」とも「イービットダー」とも呼ばれる。
『EBITDA』にもいろいろ算式があるが一番分かり易い算式である。
返済原資が稼げてるかの数値と思えば。
と、減価償却費の前提説明をした上で先の『付加価値額』。
減価償却費があるということは、固定資産があるっていうこと。
とりわけ、国としては、機械装置や施設の新設といったような設備投資を促進しているのである。
「補助金を使って設備投資をして利益を出せよ」と言っているのである。
そして人件費。
言うまでもなく、雇用の促進であり、賃金UPの促進である。
その上で、営業利益を出せと。
それを3~5年で年率3%以上の増加。
つまり、、、
『付加価値額』=《営業利益+減価償却費+人件費》が初年度が100だとすると、、、
3年後には109、5年後には115という、実現可能性のある計画を作れよと。
その上で、事業再構築補助金が求める様々なハードルをクリアしろよと。
そういう本気で再起を図る中小企業に、補助率2/3だが最高で6千万円まで税金を投入するよと言ってるのである。
お分かりかな?
補助金の審査経験のある者として言う。
補助金の意図を読み取れ!
そして、もう一つ。
これだけが「頂ける」のだから、当然、返済する融資以上に多くが求められる。
コロナの影響もあり、今まで以上に多くの事業者が興味を持つようになったこれらの補助金。
今日の内容のことも、知らないことは別に恥ずることではない。
ただ、、、
学ぼうとしないこと、
知ろうとしないこと、
理解しようとしないこと、
それが恥だと思う。というか、勝ち残れない。
融資や補助金も含め、まだまだ事業計画が必要になる場面は増える。
それも、専門家とかに丸投げしてやってもらったものではなく、自社の経営資源や強みを活かした、つまり「知的資産」を活かした実現可能性のある計画が。
でも、そういうのって、どこで学べるの?
しかも、わかりやすく。
『戦略社長塾』がある(笑)
https://effort-office.net/diary/210416-diary.html
↑最後は宣伝か(笑)
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エフォート行政書士事務所
行政書士・知的資産経営認定士 中島 巧次
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