コラム&メルマガ アーカイブ 2010/10/26

ここでは、当事務所の情報発信等を兼ねたコラムやこれまでに配信した過去のメルマガ【エフォート通信】を掲載しています。
内容は、中小企業・小規模事業者、創業者に役立つ情報です。

※セミナー案内等の「号外」は割愛しています。

【100年企業が考える強みや生き残りのポイント】

おはようございます。エフォート行政書士事務所の中島です。

このメールは私が名刺交換をして頂いたり、普段お世話に
なっている方々に送らせて頂いております。

また、こういったメールがもし不要とのことでしたら、
お手数ですがご一報くださいますようお願いいたします。
m(_ _)m

本メールが皆さまの何かのお役に立てば幸いです。(^_^)


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10月も終わりに近づき、秋らしくなってきましたね。

でも、今日はグッと冷え込むそうです。

「冷え込む」と言えば、昨日のニュース。

昨日の日本経済新聞の電子版の記事に、
「黒字法人、過去最低25% 申告所得の総額4兆円減 09年度」
というのがありました。
2009年度の決算で、7月末までに申告したのは約278万6千社。

この中で、黒字申告の法人は、なんと25.5%で、
前年度に比べ3.6ポイント減少し、過去最低となったそうです。


平成20年度も過去最低で、3割が黒字だったんですけど、
3:7どころか、1:4。。。

4社に3社は赤字ってことです。


ちなみに、この元ネタである国税庁のサイトはこちらです。

国税庁の報道発表資料(プレスリリース)
http://www.nta.go.jp/kohyo/press/press/press.htm

「平成21事務年度 法人税等の申告(課税)事績の概要(平成22年10月)」
http://www.nta.go.jp/kohyo/press/press/2010/hojin_shinkoku/01.pdf


ちなみに、『企業の倒産件数』はというと、
以前ブログでも書いたんですが、東京商工リサーチ調べによると
毎年、約1万5千件~1万6千件あるそうです。

その時のブログ↓
http://koutannikki.seesaa.net/article/163843642.html

その他に3~4万件の廃業があるそうですけど、
そのほとんどが中小零細企業。

倒産要因の2/3~7割が、販売不振が原因。


しかしその一方で、この逆風の中でも1/4の会社は利益を上げ、
また、約1%は100年続いている会社。

2010/02/25のメール配信でも【100年企業の共通点】
という題材を取り上げました。
http://effort-office.net/diary/100225-diary.html

今日はそれに関連するテーマでお話ししたいと思います。

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目次
1.100年企業が考える強みや生き残りのポイント

2.10/28 強みを生かした経営で不況を勝ち抜きましょう。
        中小企業のための知的資産活用セミナー
3.11/09 「不況下に会社を元気にする
           重要な3つのポイント」セミナー
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■ 100年企業が考える強みや生き残りのポイント

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

その前に、【従業員規模で見た企業の割合】を見てみます。

1~4人・・・63%
1~9人・・・82%
1~20人・・・90%
1~29人・・・95%
1~99人・・・99%
100人~・・・1%
1000人~・・・約2500社
1万人~・・・約100社

法人数が約300万社で、それとは別に個人企業がその7割あり、
合わせて約520万社ぐらい。

100人以上の企業はわずか1%で、
その8割以上が10人以下の中小零細企業です。



では、【企業はどれだけ存続しているか】

ほとんどの企業は・・・

1年後に30%が消滅(><)
10年後に存続している企業は25%。

個人事業主だと・・・

1年目の廃業が40%(><)
5年後に存続しているのは25%で、10年後に存続しているのは10%。


そして【企業の平均寿命】はというと。。。

30年~40年と言われていますけど、
帝国データバンクの調べでは、40.5年だそうです。

老舗など長寿企業を除けばもっと短いかと。


そんな中で【創業100年以上の企業の数】はというと、

約2万1千社(東京商工リサーチのDBより)
約1万9千社(帝国データバンクのDBより)
その割合は営利法人の1%未満。


では、【100年企業】といわれる老舗企業が考える
生き残りのポイントはなんなのか?


まずは、その企業が考える強みは何かを見てみます。

こちらの図をご覧ください↓
http://tinyurl.com/2522k42

【老舗企業が考える強み】を順にならべると、

1位 信用 73.8%
2位 伝統 52.8%
3位 知名度 50.4%
4位 地域密着 43.1%
5位 信頼が厚い 37.5%
6位 顧客の承継 33.2%
7位 技術の承継 29.5%
・・・

となっています。

物的資産は13位だけで、あとはすべて財務諸表には表れない
つまりオンバランス化されない無形の強み(知的資産)ばかりです。

「事業承継」で考えてみても、確かに株式の譲渡や
個人名義であれば、遺留分を考えて不動産等の事業資産の
相続をどうするのかなど、いろいろあります。

でも、そういった「財産の承継」だけでなく、上述にもある
無形の強み(知的資産)や社内の取り組みといった
「経営の中身の承継」をしっかりしないといけないわけですね。

この中身こそが、超過収益力となるわけですから。


では、その老舗企業が、今後の生き残りのポイントとして
どのようなことを考えているのでしょうか。

こちらの図をご覧ください↓
http://tinyurl.com/2ffe6kt

【老舗企業が考える今後の生き残りのポイント】を
順にならべると、

1位 信頼の維持 65.8%
2位 進取の気性 45.5%
3位 品質の向上 43.0%
4位 地域との密着 38.6%
5位 伝統の継承 34.6%
6位 技術の継承 34.5%
7位 顧客の継承 27.9%
8位 知名度の向上 18.6%
9位 厚い従業員の層 17.6%
・・・

さっきのことを裏付けるような結果とも言えます。

老舗企業が考える強み・今後の生き残りのポイントともに、
オンバランス化されない見えない資産が重要であるという結果です。


商品・サービスの提供によって利益がでます。

例えば、売れる理由となる「信頼」がどの程度あるのか、
その「信頼」はどのような取り組みで築かれたのか、
その元となる考え・理念は何か。

この「信頼」を上のそれぞれの項目を
当てはめてることもできます。



「品質」がどの程度あるのか、
その「品質」はどのような取り組みで築かれたのか、
また品質の向上のためにどのような取り組みをしているのか、
その元となる考え・理念は何か。


「顧客」がどの程度いるのか、
その「顧客」はどのような取り組みで築かれたのか、
また顧客の維持・拡大のためにどのような取り組みをしているのか、
その元となる考え・理念は何か。


「厚い従業員」とはどういうものか、
その「厚い従業員」はどのような取り組みで築かれたのか、
また従業員の資質の向上のためにどのような取り組みをしているのか、
その元となる考え・理念は何か。


などなどです。

これらの定性的なものを、出来るだけ数値化したりして
見える化することで、経営の中身の承継もスムーズにいきます。


知的資産経営は、事業承継にお悩みの方には
とても有効な手法なわけです。


また、経営の中身や事業の価値創造のフローを見える化することで、
気付いていなかったことが強みとして把握できたり、
注力ポイントも明確になったりするんですね。


コストの削減による価格競争だけに出ると、
厳しいものがあります。

企業のすでに持っている、それでいて、
目に見えないモノであるがゆえに気付きにくい
「知恵や工夫」、「こだわり」。

この「知恵や工夫」、「こだわり」といった知的資産を
把握して、そこに経営資源を投入し、うまく活用して
新たな展開をしてる所が多いようです。


ご参考になれば幸いです^^


続きましては、関連するセミナー2つのご案内です。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ 10月28日(木) 14:00~16:00
  「自社の強みに気付いてますか?
   強みを生かした経営で不況を勝ち抜きましょう。」

 中小企業のための知的資産活用セミナー
  第1部 ~知的資産経営のすすめ~
      「会社の“魅力”を“強み”に変える方法」
  第2部 ~パネルディスカッション~
      「滋賀県内における報告書作成及び事例紹介」
  http://www.chuokai-shiga.or.jp/chiikiryoku/new.php
  (滋賀県中小企業応援センター)
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「滋賀県中小企業応援センター」が主催する
セミナーのご案内です。

といっても、明後日ですけど、まだ席に余裕が
あるそうですので、お申込み可能です。


★良い技術を持ちながら、それを経営に活かしきれずに悩んでいる。
★自社の悪いところだけが気になり、前向きな経営に取り組めない。
★競合他社との価格競争に陥り、収益性の低下に悩んでいる。
★自社の強みを見える化し、競争力のある会社にしたい。

※上記に1つでも該当する方は、当セミナーへお越しください。

==============================
【日 時】 2010年10月28日(木)
      14:00~16:00(受付開始 13:30~)
      (終了は多少前後する場合もございます)
【場 所】 クサツエストピアホテル 2階 瑞祥の間
       http://www.estopia.jp/access/access.html
【参加費】 無料(定員:100名)
【詳 細】 下記URLをご覧ください(PDFファイル)
    http://www.chuokai-shiga.or.jp/search/files4/101/5840.pdf
【申込み】 下記URLより申込書をダウンロードし、
      FAX:077-525-5537 か、電話:077-511-1430
      までお申込みください(PDFファイル)
    http://www.chuokai-shiga.or.jp/search/files4/102/5841.pdf
【主 催】 滋賀県中小企業応援センター
【共 催】 日本行政書士会連合会近畿地方協議会
【後 援】 独立行政法人中小企業基盤整備機構近畿支部
【お問合わせ先】
   滋賀県中小企業団体中央会 総務課(中嶋、松本、糸井)
   TEL:077-511-1430 FAX:077-525-5537
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■ 11月9日(火) 13:30~17:00
  変化をチャンスに。社長の行動が未来を変える!
  「不況下に会社を元気にする重要な3つのポイント」
   http://www.sugi-kaikei.com/pc/seminar.html
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こちらは、懇意にさせていただいている
杉本さんからのご案内です。

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【日 時】 2010年11月9日(火) 13:30~17:00
      ※時間は多少前後します。
【場 所】 コラボしが21 3階 大会議室
【主 催】 杉本総合会計(http://www.sugi-kaikei.com

ポイント1:組織は野球チーム 会社を元気にする組織論
講師 株式会社ジェイジェイエフ 代表取締役 志村 保秀氏
ホームページ: http://www.jjf.co.jp

ポイント2:会社を元気にする人事・労務管理
講師 糀谷社会保険労務士事務所 社会保険労務士 糀谷 博和氏
ホームページ: http://www.office-kojitani.com

ポイント3:会社を元気にする経費節減策
講師 杉本総合会計 税理士・行政書士 杉本 浩志

 詳細はコチラ↓
   http://www.sugi-kaikei.com/pc/seminar.html


一昨年秋のリーマンショック以来、低迷を続けている日本経済。
国内の法人や個人事業主の方々も想像を絶する困難に
立ち向かっていらっしゃることと存じます。

国税庁の統計によると全国の法人申告のうち29.1%が黒字、
つまり70%超が赤字申告との事です。

そんな不況下において中小・中堅企業がとるべき方策を
3つのポイントと題してお伝えしたいと思っています。

お忙しいこととは存じますが、是非ご参加下さい。

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冷え込む季節に、熱くなれればと思います^^


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エフォート行政書士事務所
行政書士 中島 巧次
〒520-0864 滋賀県大津市赤尾町4-24
TEL:077-532-7233 FAX:077-532-8288
e-mail: xyz●effort-office.net
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【編集後記】

実は一昨日、ブログを開始して以来、
1000回目の更新となりました(^0^)/

始めた時は1000なんて、、、って思ってましたが、
2年半毎日コツコツ続けていたらここまで来ました。

ちょっと感慨深かったです^^

朝5時半起きも、最近は5時過ぎになって、
これも開業以来、なんとか継続です^^;

これからの季節は、朝がツライ季節になりますが(汗)


でも、それとは逆に、継続どころか
全くしていないのが運動(爆)


実は、今年は町内の体育部会の役員に当たっていて、
地域の運動会にも参加したんですけど、ハプニングが。


リレーでアンカーになったんです。

こんなに全力疾走したのはいつ以来という感じで
思いっきりは走っていたんです。

しかし、ゴール手前で、気持ちは前へだったけど、
足がついて行かなくなり、スライディングのように
バタッとコケてしまいました。

まぁ、おいしいとこ取ったって感じですけど。。。


継続は力なり。でも全くしないとう「継続」は、
思っている以上に、能力が落ちるものですね。。。


さて、最近はというと、「知的資産経営」にドップリです。

お陰さまで、このテーマで研修やセミナー等で
お話させていつ機会も増えてきました。

先日の、「知的資産経営研究会」という、
全国で最も進んでいる研究会でもお話させていただきました。

知的資産経営研究会↓
http://www.jiam.or.jp/serviceindex1.html


いろんな人とのご縁があってのことですので、
ほんと感謝いたします。


最後まで読んで頂きありがとうござます!!


今後、こういったメールがもし不要とのことでしたら、
お手数ですがご一報くださいますようお願いいたします。
m(_ _)m


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